金融系の僕

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漫画ろくでなしブルースで一番好きな話は?喧嘩のシーンではなかった件

 
ろくでなしブルースは不良・喧嘩を中心としたストーリーだが、登場人物一人ひとりに背景があり際立っている作品だ。スピンオフ的に先生含め回りのキャラが主人公になりながら話が進むので、喧嘩中心でありながら学園もの的な面白さが十分ある。
不良・喧嘩ジャンルでは個人的に一番好きな漫画だが、その中で一番好きな話が1話完結のスピンオフ的なものだったので紹介したい。
 
週刊少年ジャンプで1988年~1997年まで掲載された森田まさのりの不良・喧嘩・ギャク漫画で、アニメや実写映画化もされている人気先品だ。
ストーリーは吉祥寺にある帝拳高校に通う前田太尊を中心に、喧嘩や恋愛を描いた作品で主要登場人物は実際のボクサーの名前を文字っている。物語の中心は東京四天王と呼ばれる前田と渋谷の鬼塚・浅草の薬師寺・池袋の葛西の喧嘩で、風景や街並みが詳細に描かれているので各地での抗争シーンはとても楽しい。マンガを読みながら「この公園あそこだ」「駅のこの場所だ」など東京に住んでいれば実際の場所を想い描きながら楽しめるし、地方の人なら聖地巡礼もできる。ただ吉祥寺駅は改築され面影があまりなくなってしまったので、今読むと昔の吉祥寺駅を懐かしむ感じになる。
 
 ザ・ブルーハーツのメンバーが登場
作中にはロックバンド「ザ・ブルーハーツ」のメンバーに似せた人物が登場し、名前はヒロトマーシー、松村(河口純之助)、石松(梶原徹也)と呼ばれている。単行本10巻の巻末特集では作者の森田との対談の様子が収録され、作中にメンバーに似せたキャラを出していいか了承をもらっている。対談ではマーシーの言葉は少なかったが作中では帝拳で前田の次に強い?くらいの実力キャラとなっている。4人の中で一番目立たない役回りだったのは松村だが、そんな松村の話が実は一番好きな回だ。
 
 ろくでなしブルースで一番好きな回 
 松村が主役となる話はコミックス10巻「NO WOMAN,NO CRY」だ。松村と他校の女子高生との恋愛の1話完結で、15人程恋人がいる女性とは知らず松村が本気で好きになっている切ない話だ。この1話を読み返したくなった時、全42巻から探し出すのが大変で…今回備忘録的な意味合いも込めてブログに書いている。
 
 楽しめる喧嘩シーン 
他の不良喧嘩マンガよりも喧嘩シーンが長く描かれているのがたまらなくいい。他の不良漫画は喧嘩にいたる経緯などはしっかり描かれているが、喧嘩のシーンはあっさり1話で終わるなど残念なものが多い。ろくでなしはボクシングがもう一つのテーマになっているので、はじめの一歩にようには長くないがじっくり喧嘩しているので読み応えがある。特におすすめが井の頭公園での池袋正道館との闘いと、サンシャインビル地下駐車場での東京4天王と大阪極東との闘い。いまだに現地行くと思い出す。